先日のトレーサーガスを使った検査から数日後、いよいよお風呂側の混合水栓付近の調査の日となりました。今回の浴室は、現在主流のユニットバスではなく、昔ながらの左官屋さん施工のタイルのお風呂です。バスタブ本体はFRP浴槽です。目に見えない水道配管、しかも漏水している箇所をいかに少ない面積の損傷でピンポイントに発見できるのか、果たしてトレーサーガスの威力はいかなるものか、結果やいかに?
設備やさんとの打ち合わせで、一発目はカランの壁側ではなく、直下のタイル床からはつってみることとしました。カランに近い壁側であれば、多少なりとも前回の音の検査時に漏水音が聞こえているであろうとの推測から床からスタートです。
掘ること15分、まだ水道配管はみえてきません。
そしてさらに5分。。。
おーっと!ようやく配管を発見❕ これだけでも一安心です(⌒∇⌒)
近辺を掘り進めていくにつれ土中の湿り具合が高くなってきました。よーく耳をすませばかすかに「シューッ」と音が聞こえてきました(⌒∇⌒) 間違いない、この先だっ!
写真では見えにくいですが、画面中央付近、何本かの細い水が勢い良く吹き出でています。見事一発目で発見です(⌒∇⌒) お客様も発見できて安心しておられました。これだけの勢いだと水道料金も上がってしまいますし、何より家の為に良いことないです。
90度のエルボー配管の黒丸の中央付近に穴が開いていました。肉眼ではほぼわからないくらいですが。
その後、配管を直して埋め戻しです。今までのVP管から振動などに強いHIVP管に変更してあります。
埋め戻したところは応急処置としてキッチンパネルをあてておき、後日左官屋さんに新しいタイルを貼ってもらい今回の修理は終了となります。
今回のように早い段階で発見できれば良いですが、漏水はなかなか厄介な事案です。しかし、トレーサーガスを使った検査により以前とは比べ物にならないくらい的確に補修が可能となりました。検査料金はちょっとお高めですが、ケースバイケースですが結果的には安く済むことも多々あります。
水道料金のお知らせの紙に、漏水していませんか?と書かれていたら一度ご相談ください。