今年は梅雨も早々に開け、例年にない猛暑が日本列島を襲っています。さらに政府からの節電要請、電気代の過去に例をみないほどの値上がりと、私たちにはいろんな意味で辛く厳しい夏となっています。電気料金の値上げについてはまた別のブログ記事でとりあげることとして、今回は省エネ・節電について取り上げていこうと思います。
とは言っても、世の中、そこらじゅうで節電対策については取り上げられています。資源エネルギー庁のホームページからもご覧いただけます。天気予報ならぬ、でんき予報なんかもみられてなかなか楽しいです。と、話がとびましたが、よく言われているのが、エアコンの設定温度を+1℃にしサーキュレーターと併用、フィルターは二週間に一度掃除する。冷蔵庫は詰め込みすぎずに、開閉回数を極力減らす。使わないコンセントは抜いて待機電力を減らす。外からの日射を遮る工夫(サンシェードやグリーンカーテンなど)をほどこす。などのことは、みなさんいやというほど耳にされていることと思います。
そこで今回は、色々と言われている中でも、ちょっと忘れがちな対策について再度、ご紹介していこうと思います。
①照明器具をLEDにかえていこう ちょっと前ですとLEDの照明器具はかなり高価なものでしたが、現在は器具の普及もありかなりお値打ちな価格で販売されるようになりました。今現在使用している器具を取り換えてまでは、、、と思われる方も多いとは思いますが、器具がちょっと古くなってきて交換時期かなあ、と思われている方や、少しでも電気代の支払いを安くしたいとお思いの方にはお勧めです。消費電力の大幅な減少はもとより、ほぼ永年にわたって玉切れの心配がなく交換のたびに購入していた蛍光灯や電球にお金を使うことがなくなります。また、LEDはほとんど熱をださないので、電球などから出る熱が無くなり少しではありますが部屋の温度上昇を抑制します。
②温水便座の設定温度を下げよう 私たちがトイレを使用しているのは、人数にもよりますが、1日のうち約50分ほどといわれています。つまり1日の大半はトイレを使用していないということです。使っていない時間も便座を暖め続けるなどしていると、無駄な電気代が発生していることになります。トイレのメーカーにもよりますが温水洗浄便座には年間1800円から3700円(27円/kwh)の電気代がかかります。この値段を見て高いと感じるか安いと感じるかは人それぞれかと思いますが、出来る限り電気代は安く抑えたいものです。対策としては①便座の蓋は閉める習慣をつける。開けっ放しにしておくと常に熱が空気中に放出され、再度暖めるのにも電気を多く使用してしまいます。②夏季はおもいきって電源を切る。さむい冬場には快適な機能ですが、夏の暑い時期に必要を感じないのであれば電源を切ってしまいましょう。③ウォシュレット・便座の設定温度を「低」にしましょう。
③エアコンの室外機カバーを設置しよう 直射日光によって室外機自体の温度が上がっていると、エアコンの冷房効率が低下し、そのぶん電気代が余計にかかってしまいます。室外機カバーはこの直射日光を遮り、冷房時の効率低下を防ぐ効果があります。室外機全体を覆わず、室外機の上部に載せて日除けするタイプのカバーを選びましょう。。室外機に直射日光が当たるのを防ぎつつ、十分な風通しを確保してエアコンが効果的に冷房できるようになるので、電気代の節約にも繋がります。室外機の性能を十分に発揮させるためには、邪魔なものをどけるなどして、室外機周りの風通しを良くしておくことも重要です。鉢植えや外用の掃除道具などは、ついつい室外機の後ろや脇に隠してしまいたくなりますが、そのためにエアコンの運転効率が下がってしまうのは考えもの。室外機はその働き上、近くに物を置かないのが一番よいということを頭に入れておきましょう。
④COOL Shere 夏の暑い日は、家の電気使用量の半分以上をエアコンが占めています。家庭では、複数のエアコン使用をやめなるべく1部屋に集まる工夫をしたり、公園や図書館などの公共施設を利用することで涼をシェアする、など1人あたりのエアコン使用を見直すことがクールシェアの考え方です。その他にも様々なクールシェアがありますので一度環境省のホームページをご覧ください。
今回は、以上の4点をご紹介いたしましたが、ほかにもまだまだ節電しながら暑い夏を乗り切る方法はあると思います。
それぞれに、出来る範囲で体に無理がかからないように十分に留意しながら、今年の暑い夏を乗り切っていきましょう❕