卒FITと家庭用蓄電池について その2

前回のブログでは卒FITと家庭用蓄電池の現状をお伝えしました。今回は家庭用蓄電池のメリットなどについてお伝えしたいと思います。

先述のように、太陽光発電の売電価格は下落が続き、FIT制度も満了するこのご時世。その打開策の一つとして家庭用蓄電池がいま注目されています。しかも太陽光発電と蓄電池は相性抜群なんです。その理由を先ずは見ていきましょう。

①災害などの停電時の電源として使える

特に強みが発揮される状況です。悪天候時で太陽光発電が発電していないときも蓄電池に蓄えた電気を使用することができます。

②自家消費に利用する

導入される方の大半の方の目的がこちらになるのではないでしょうか?太陽光発電による電力を家庭での消費に回せば日中の電気代の節約に効果的です。また、余剰発電分や夜間の割安な深夜電力を蓄電池に蓄えておけば、太陽光発電が発電しない夜間や早朝の電力として割安に電気を利用できます。

一般的に、40アンペアで契約されているご家庭の1日の電力使用量は平均約10kWhといわれています。また、5kWの太陽光パネル(住宅用太陽光パネルの平均搭載は4.5kW)による1日当たりの平均発電量は14kWhです。もちろん地域差はありますが。つまり、14-10-電力会社からの買電=余剰電力、となるわけです。この余剰電力を蓄電することになります。蓄電池によって何を優先にするかのモードがありますので一概にはいえませんが、あくまで一般的な使用方法での前提です。

電力会社の基本料金はもちろん必要ですが、理論的には電気代0円生活が可能になる可能性があります。

③環境問題への貢献

深夜電力を蓄えて電力需要がピークとなる日中にも使えるため、ピーク時の電力需要を抑えることにつながり、さらには発電所の稼働減によるCO2削減にもつながり、環境問題に貢献します。

このように、家庭用蓄電池は太陽光発電のメリットを自家消費というスタイルで引き出しあえる最高の組み合わせなんです。再生可能エネルギー界でのベストカップルといえるかもしれません。

しかし、まだまだ導入費用も高いです。なかなかこの一歩を踏み出すには気合が必要です。今年度は国からの補助金は受付は終了してしまいましたが来年度には何らかの形でまた復活すると思います。ただし、補助の金額は下がるものと思われますが。

長い目でみると何年後かには節約効果が導入費用を超える時がきます。各ご家庭の事情によってケースは様々ですので実際に試算してみないと正確にはわかりませんが。

太陽光発電で発電した電力は「売る」時代から『自家消費』、へと変わりつつあります。

未来の子供たちのためにも。

PS。当社でも家庭用蓄電池の取り扱い致しております。ご相談だけでもおまちしております(と、ちゃっかり宣伝)

 

 

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