最近よく耳にするようになった『V2H』という言葉、みなさんご存じですか?
『Vehicle to Home』 (車から家へ)
電気自動車を蓄電池設備として考え、自動車に蓄えた電力を、家庭用に有効活用する考え方のことなんです。EV車の新しい可能性として注目が集まっています。代表的な車種として、日産のリーフ、三菱のMiEV、アウトランダー、トヨタのプリウスPHVなどがあります。
また、自宅での太陽光発電がそろそろ導入から10年が経って、売電単価が下がってしまう時期をそろそろ迎えられるご家庭も多いかと思います。そんなご家庭にもお勧めします。
さて、今までのEV・PHEV車はご自宅のコンセント(100Vまたは200V)から充電する方法が一般的でした。その後、家庭用の充電スタンドが登場し、車の充電だけではなく、逆に車に蓄えた電力を家庭で消費する給電機能を備えるようになりました。さらに近年では太陽光発電で昼間につくられた電力を充電し、夜間に家庭で使用する電力に充てたり車に充電する蓄電池の機能を持つ製品も登場しています。お天気が良い日が続けば、理論上電気代はかからない、ということになります。
電気の変換技術や蓄電池・充電池の性能向上、太陽光発電の普及率の上昇など、急速に発展している新しい電力の形。V2H機器等の市場規模の拡大によって、EV、PHEVを今まで以上に便利に使用できる環境になりつつあります。
V2H機器には2つの種類があります。一つは『非系統連系』で、太陽光発電を設置していない、もしくは売電専用にしているケースに適しています。
もう一つは『系統連系』で、太陽光発電を導入済みで発電した電力を自家消費しているケースです。この場合、電力会社からの電力・太陽光発電からの電力・EVからの電力を同時に使用することができます。
ざっくりとV2Hについてご説明いたしましたが、最後にまとめとして導入のメリットをご紹介いたします。
①充電時間が家庭用200Vに比べて早い
②電気料金が節約できる
③停電時のバックアップ用電源として使える
④一般的な蓄電池に比べてEV車の容量が大きい
⑤今なら補助金が出る
EV・PHEVの普及に伴い、注目の集まるV2H機器です。きっとお得で快適なスマートライフをもたらしてくれるはずです。
気になった方はぜひ、お気軽にお問い合わせください。